サーバースペック指針
このページについて
本ページでは、QA ZERO を運用するために必要となるサーバースペックの目安について説明します。
QA ZERO は、ユーザー行動データを長期間・大量に蓄積することを前提としているため、
一般的なWebアプリケーションとは異なる観点でのスペック検討が必要となります。
本ページは、導入時のスペック選定の指針を示すものであり、
実際の構成は、サイト規模や利用状況に応じて調整してください。
ストレージ要件
QA ZERO では、SSD の利用が必須となります。
- 3000 IOPS 以上
- AWS gp3 相当以上
アクセスログやクリックデータなどの書き込みが継続的に発生するため、
IOPS 性能は重要な要件となります。
月間PV数に応じた推奨スペック
QA ZERO のサーバースペックは、月間PV数を基準として検討します。
~50万 PV / 月
- arm64
t4g.large(2 vCPU / 8GB)
- x86_64
t3.large(2 vCPU / 8GB)
50万~数百万 PV / 月
- arm64
t4g.xlarge(4 vCPU / 16GB)
- x86_64
t3.xlarge(4 vCPU / 16GB)
同時利用人数の目安
QA ZERO の管理画面は、データ集計や描画処理を行うため、
同時利用人数によっても負荷が変動します。
- 2 vCPU 構成の場合:管理者 1 名での利用を想定
- 複数人で同時に操作する場合は、より高いスペックを推奨します
T 系インスタンス利用時の注意点
t3 / t4g などの T 系インスタンスはバースト型です。
- T Unlimited を有効化してください
- CPU クレジットの使用状況を定期的に監視してください
CPU 負荷が「一時的」ではなく「常時」高い状態が続く場合は、
バースト型インスタンスには適していません。
M 系 / C 系インスタンスへの切り替え指針
以下のような場合は、M 系 / C 系インスタンスへの切り替えを検討してください。
- CPU 使用率が常に高い状態が続く
- クレジット消費による性能低下が頻発する
- 安定した処理性能を優先したい
例:
- arm64
m7g.largec7g.large
- x86_64
m6i.largec6i.large
ARM / x86 の選択指針
QA ZERO では、ARM(Graviton)環境を基本的に推奨しています。
- 同等性能でコスト効率が良い場合が多い
- QA ZERO の動作に問題はありません
ただし、以下の場合は x86 環境を選択してください。
- 手元のツールや一部バイナリが x86 前提の場合
- ARM 非対応のソフトウェアを利用する場合
inode 利用について
QA ZERO では、月間 1000 万 PV 規模の場合、
最大で 2000 万 inode 程度の利用が想定されます。
AWS 環境では、ディスク容量に応じて inode 数が増加するため、
通常は特別な設定を意識する必要はありません。
次に確認すべきページ
サーバースペックを検討した後は、以下のページを参照してください。
- ミドルウェア・OS 要件
- セキュリティ・アクセス制御
- 導入フロー